主権回復記念日国民集会

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昭和27年4月28日、サンフランシスコ講和条約が発効し、我が国は主権を回復しました。それから今年は60周年を迎えました。また昭和47年5月15日、沖縄は祖国復帰を果たしました。それから今年は40周年を迎えます。

しかし主権回復したとは言っても、我が国は60年を経ても独立国家としての主権の尊厳という意識は希薄なままです。憲法は占領軍から押しつけられた憲法のままです。周辺国の脅威に毅然と対峙する意志すらもないかの如きです。子供達には、占領政策そのままのような、祖国への誇りを失わせる自虐教育が行われているままです。そして国家主権の尊厳を持ち合わせていないような政府までが登場してしまいました。

この戦後占領体制からの脱皮がなされなければ、真の独立主権国家にはなり得ません。

平成9年、東京大学名誉教授小堀桂一郎先生、拓殖大学日本文化研究所長の井尻千男先生、明治大学名誉教授の入江隆則先生が発起人となって、4月28日を主権回復記念日として祝日とし、国家主権の尊厳に関して国民の認識を確立しようとする国民運動が始まりました。爾来15年、毎年欠かさず国民集会が開催されてきたとのことです。そして本年は還暦に当たる60周年及び沖縄祖国復帰40周年という節目の年を迎えました。

平成19年の11回国民集会では、「伝統と創造の会」の政治家が多数参加しました。昨年2月には、自民党内に「4月28日を主権回復記念日にする議員連盟」が発足し、8月には、自民党から具体的に「祝日法改正案」が衆議院に提出されました。また60周年までに、憲法改正案の取りまとめが予定されました。

この4月28日、本年度の国民集会が自民党本部で開催されました。従来は九段会館で開催されていましたが、大震災で使用不可になったため、会場変更とのことですが、自民党がコミットメントする意志を明確にしたと言うことかも知れません。また自民党と共に、たちあがれ日本が共同主催者に名を連ねていましたが、両党の連携関係が進むことを示しているのかも知れません。

以下に集会の要旨をご報告します。なお、本日の参加者は、立ち見を含めて650名とのことです。

1.主催者
(1)小堀桂一郎氏
小堀氏
・憲法に裏付けられた主権を回復する。
(2)自民党実行委員会野田毅氏
野田氏
・来年は政府主催となるようにしたい。
(3)たちあがれ日本代表平沼赳夫氏(ビデオ)
平沼氏

・自主憲法により、我が国の安全と平和を自らの力で守る。

2.来賓
(1)自民党総裁谷垣禎一氏
谷垣氏

・憲法改正案を4月28日を目指して作成した。
・全力を挙げて、私たちの憲法の考え方が現実のものになっていくように頑張る
(2)元沖縄県知事嘉数昇明氏
嘉数昇明

・4月28日は、日本政府が沖縄を切り離した日本政府から裏切られた屈辱の日だ。
・太田実中将の「沖縄県民かく戦へり。後世格別のご高配を」の真逆の境遇に追い込まれた。
・昭和47年、祖国復帰したが、重要課題は山積みのままだ。戦後日本の縮図が沖縄にある。
・尖閣は固有の領土だ。主権の発露たる実効支配の不断の努力が欠如していた。尖閣問題は、政治の怠慢と劣化がもたらしたものだ。
・戦争での甚大な人命であがなわれた戦後日本の独立を守る決意と覚悟が国民一人ひとりに必要だ。
・日米安保の重要性については、負担についても語らなければならない。国民における負担の公平を期していかなければ、日米安保は危なくなる。

3.憲法改正案紹介
(1)自民党保利耕輔氏
保利耕輔氏

・検討会議を56回開催、党としてのコンセンサスを高め、4月27日総務会で合意を見た。
・ポイントは5点ある。
   ?天皇は元首
   ?国旗は日章旗、国家は君が代と明示
   ?戦争放棄:パリ不戦条約をベースに自衛権が侵される場合を明記
   ?自衛隊は国防軍へ
   ?2院政維持
(2)たちあがれ日本園田博之氏
園田氏

・憲法は改正ではない。自主憲法制定である。
・自民党は政権を奪回するはず、是非先頭に立ってやってください。立ちあがれは協力する。

4.国民集会の意義:実行委員会世話人井尻千男氏
井尻氏

・我が国は、万世一系125代天皇の継続に多大な努力をしてきたことに現れているように、正当性を重視する国だ。しかし戦後、憲法の正当性について考えてこなかった。
・現憲法は、ハーグ条約違反である。正当性はない。
・自主憲法とは、法における正当性を実現するものである。

5.憲法と教育基本法について:自民党主権回復議員連盟山谷えり子氏
山谷氏

・リンカーンは、国民とは記憶の糸がつながっていることが大事だと言った。しかし断絶させられた。未だ東京裁判史観が横行している。
・安倍内閣時に教育基本法は改正したが、憲法改正という戦後の宿題は片付いていない。
・長い歴史と固有の文化、天皇を戴く美しい国柄を子孫に伝えていくために、憲法を改正する。

6.参列議員挨拶
(1)安倍元首相(ビデオ)
安倍総理

・GHQによりどのように日本は改造されたのかを検証し、戦後体制からの脱却を図ることが、真の独立につながる。
・教育基本法は改正した。次は憲法改正だ。
・若い人もわくわくして日本をこういう国にしようという議論に参加してください。
(2)各議員諸氏
・名前の紹介のみ。

7.識者からの提言
(1)京都大学大学院教授藤井聡氏
藤井聡氏

・主権とは、最も大事な権利のこと。権利とは、福沢諭吉は「権理」と言った。「理」を実現する権利のことで、「理」とは、忠、義、勇、智、礼、良心、良識、理性等々のことである。
・権「利」とは、「利」を得る権利だ。どこそこの政権のように、権利の利を利益の利と思っている連中が多い。マニフェストなど権力を得るために人気ある項目を集めただけだ
・「道理」に基づいて国を作るのが「主権」だ。
・しかし悲観することはない。理のために戦う人がいる。マッチ一本でも燎原に火がつく。
(2)「月刊日本」主幹南丘喜八郎氏
南丘喜八郎氏

・去る3月30日、パラオの領海で中国漁船が違法操業をしていた。パラオ政府は毅然と対峙し、1名死亡、25名を拘束した。現在裁判中だ。パラオは人口2万人、日本魂は、日本では失せパラオに残っている。
・北のミサイル、中国の軍事力増大に対して、歴代政権は、日米安保の強化・深化と言っているだけだ。安保条約は不平等条約だ。不平等条約の強化・深化とは一体何だ。
・日米安保を不平等条約とも思わずに56年、過ごしてきた。
・安政5年の日米修好通商条約は、関税自主権なし、領事裁判権なしの不平等条約であった。各国とも結ばされた。不平等条約が解消したのは明治44年だ。53年かかった。この先人の努力を忘れるな。
・井伊直弼は朝廷の勅許なしに条約を結び、幕末の動乱を生んだ。井伊直弼を暗殺した者17名は死刑に処せられた。吉田松陰も死刑に処せられた。門下生の半数以上が維新の前に死んだ。国の尊厳を守ることは命を捧げることに値することだったのだ。
・国民一人ひとりが、独立国家の一員としてなすべき事をなさねばならない。

8.終わりの挨拶:実行委員会世話人入江隆則氏
入江隆則氏

・戦後日本はアメリカの属国化した。アメリカは衰退の兆候あり、東シナ海に関わらなくなろう。
・日本は、政治的、軍事的にしっかりしていかなければならない。それは我々の責務だ。

(文:うまし太郎 画像:ブラッキー)
~~~今後の予定~~~
第58回知覧特攻基地戦没者慰霊祭
全国各地から200人余の遺族をはじめ,関係者ら1000人余が参列し,英霊らの冥福を祈ります。
開催地 知覧町
時期 5月3日
観覧者数(年間) 1200人
所在地 鹿児島県南九州市知覧町
TEL 0993-83-2511

問合せ先 知覧特攻平和会館
〒897-0302 鹿児島県南九州市知覧町郡
TEL 0993-83-2525
http://www.nihon-kankou.or.jp/soudan/ctrl?evt=ShowBukken&ID=46344ba2210122661

頑張れ日本!5.3憲法を考える集会「政権交代の悪夢」
日時:平成24年5月3日 14時~16時
会場:山梨県神社庁(護国神社内)
講演:阿比留瑠比氏
演説:赤池まさあき
連絡先:甲府市中央1-1-11-2F tel:055-237-5523
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講演会 | コメント:(1) | トラックバック:(0) | 2012/04/29 20:43
コメント:
No title
九段会館が昨年の震災で使用不能になり、今年は自由民主党本部講堂に場所を移して、催行されました。 そして、自民党とたちあがれ日本から新憲法草案が発表されました。 時あたかも、河村発言をきっかけに、自虐史観の払拭へ向けて日本が動き始めた実感を感じているとき、石原都知事が尖閣購入を表明しました。 ほとんどのマスコミがまったく狼狽えて、支那の放送に後追いして、都の仕事ではないとか、国民は支持していないとか、賛成反対が拮抗しているなど、懸命に欺瞞を垂れ流しているとき、サンケイとインターネットの世論集計では90%超の石原支持が明らかになりました。

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