華人・華僑ワールドに気をつけよ

 11月22日(日)、横浜は根岸の薬師保健センターで、新日本協議会主催のノンフィクション作家河添恵子さんの「世界の権力構造の変容と中国の歴史戦」と題した講演会がありました。

 河添恵子さんと言えば、よく知られているように、中国、台湾問題で取材、執筆活動を精力的に続けている方で、「中国人の世界乗っ取り計画」、「だから中国は日本の農地を買いにやってくる」等の著作や雑誌「正論」等で、中国の脅威に対して警鐘を鳴らし続けている方です。
 近著は「世界はこれほど日本が大好き」で、親日国ポーランドが教えてくれる昔の「美しい日本人」について紹介しています。

 中国問題では500回も講演をしているそうです。今回も目から鱗のようなお話がありました。要旨紹介させて戴きます。

           151124河添恵子    

●中国共産党(中共)とは政治結社ではなく財閥
・不動産バブルの崩壊は、上海の不動産価格が最高値をつけた2007年以降にすでに始まっている。中国崩壊説があるが、崩壊するほど政治構造はヤワではない。中共とは、政府と軍隊と国有企業を配下に持った「財閥」であり、世界中にカネを持った金持ちの多国籍企業なのだ。
・蒋介石は台湾に逃れてきたとき、日本が残してきた財産を接収した。中共は同じく日本が満州に残した財産を接収した。嫌われ者が存在出来てきてのは、カネがあったからだ。

●狡猾な中国に屈したイギリス
・この度の習近平の訪英では、イギリスは「人権」という重要なカードを捨てて中国に擦り寄った。
・リーマンショックで最も痛手を受けたのがイギリスで、そこを狙って中国はイギリスやドイツに入り込んだ。
・キャメロンやメルケルがダライラマに会うと翌年、イギリスもドイツも対中貿易が3割減った。恫喝したのである。
・莫大な石油利権を持つイギリスのBP社が、メキシコ湾で原油流出事故を起こしたとき、オバマは批判し補償要求を出した。イギリス人は怒ったが、それに手をさしのべたのが中国で、20年間、中国はBP社から原油を購入する契約を結んだ。その額2兆円。
・しかし中国が狡猾なのは、契約実行時期を契約から数年先としていること。その間イギリスは中国にかしづかなければ契約破棄になる。狡猾である。日本は直ぐに100%、カネを払ってしまう。
・AIIBへのイギリスの参加は、はじめから想定済みの話である。

●南シナ海の紛争は英・仏・独にとってパラダイス
・南シナ海で一朝有事に必要なのは潜水艦。海が深く自由に動き回れる。英・独・仏は潜水艦が売れるので紛争をけしかけている。
・世界は腹黒い。戦前、日本は日独伊防共協定を結んだが、ナチスは中国に武器を供与していた。

●習近平と華僑ワールド
・インドネシアの高速鉄道の受注を中国は日本から横取りした。しかしそれは最初から分かっていたことだ。ジョコ大統領の背後には中国がいた。その間を取り持ったのはインドネシアの華僑だ。
・インドネシアのエリート教育としては、子弟をまずチャイニーズスクールに入れて、英語と中国語を学ばせる。東南アジアのビジネスでは、英語と中国語が必須の状況になっている。日本人のビジネスは通訳を介するのでスピードに遅れる。
・習近平は福建省で外国資本を入れて経済を大きくした。東南アジアの華僑は福建省出身が多い。習近平は東南アジアや台湾、沖縄の福建省出身者の華僑ワールドを作り上げた。東南アジアの華僑は習近平をバックアップしている。
・フィリピンのアキノ大統領のバックにも華僑がいる。

●中国の工作資金
・シンガポールで馬英九と習近平の会談が行われた。次の台湾総選挙では国民党は敗れると言われているのになぜか。元国民党主席の連戦とそのファミリーには中国からカネが流れていた。200億円とも言われる。馬英九は連戦の後釜として、連戦の利権をくれと言いに行ったのだ。
・中国の工作資金が流れている先の1位が台湾、2位が日本、3位がアメリカ。それに対して日本は全く無防備だ。
・沖縄の龍柱建設では共産党までが賛成した。中国からカネが流れている。
・龍柱建設ではマネーロンダリングが行われている。建設費をつり上げ、実費との差額に群がっている人がたくさんいる。

●国家の意思決定のスピード
・中国は中共独裁で意志決定が早い。日本は遅い。各国は日本をまだるっこしいと思っている。
・中国は粛清を含めて、政治家の抗争が激しく新陳代謝がある。日本の政治にダイナミックさがないのは、家業として政治をやっている政治家が多く新陳代謝がないからだ。これでよいのか。

●爆買いに喜んではいられない
・日本人は、訪日中国人観光客の爆買いに喜んでいるが、売り上げと利益は異なる。売り上げは上がっても、どこも利益が出ていない。中国人は値切りに値切る。一泊3,500円に負けてくれ、朝晩の食事はバイキングにしてくれ、カニをいっぱいつけてくれと要求ばかりす。ホテルは客が多いと赤字になる。
・中国人はラオックスに殺到する。しかしラオックスは中国資本だ。従業員も中国人、航空会社も旅行社も中国系、中国人社会にカネが廻っているだけで、日本には落ちない。
・TaxFreeは転売禁止が条件、中国人の爆買いは帰国してからの転売が目的。それに対して政府はTaxFreeを拡大して便宜を図っている。観光庁が音頭を取っている。観光庁を牛耳っているのが二階俊博である。

●華人・華僑ワールに気をつけよ
・1980年代から中国は、国費をかけて各国から留学生を北京に招いていた。その人達がそれぞれの国で外務大臣等の政府の要職や企業の支配層に収まっている。今東南アジアやアフリカの支配層は中国べったりだ。しかし被支配層は中国が大嫌いだ。
・中国の流儀は、人民を棄民であろうが何であろうが、大量に各国に送り込み、帰化させて中国系有権者を増やし、中国系議員を誕生させ、中国の影響力を強め、世界に覇権を拡大しようとするものだ。習近平の大中華構想に華僑は賛成している。
・アメリカで移民が多い地域はリベラルになり、共和党が勝てなくなっている。中国系移民が政治に進出してくる可能性は大であり、その時は日米安保は危うい状態になる。

●TPPがもたらす危険
・国際的な条約は国内法に優先する。TPPで勝ち残るのは多国籍企業である。中国企業はアメリカの多国籍企業を買収している。
・豚ドン用の豚肉は住商が開発した。その住商の事業は、アメリカのスミスフィールド社に買収された。そのスミスフィールド社は中国資本に買収された。日本の豚ドンの生殺与奪の権利は中国が持っている。
・その一般化が進んでいる。中国資本がアメリカやオーストラリアの企業を買収し、米・豪ののそれらの企業が日本企業を買収する。そして真っ先に日本人従業員が解雇される。
・国内法より国際法優先を逆にしなければ危ない。また日本人は性善説で来ているが、世界は腹黒い、性善説では世界でやられてしまう。

以上
(うまし太郎)

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講演会 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2015/11/24 22:28
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