性懲りない朝日、またまた偏見捏造記事

  憲法記念日の5月3日、朝日新聞は1面トップ記事で、昭和天皇がGHQによる憲法草案に対して、「これでいいのではないか」と賛意を述べられ、安堵した当時の幣原首相が「腹を決めた」との次のように報じました。

 憲法学者の宮沢俊義ら貴族院特別委員会のメンバーが当時の首相の幣原喜重郎に首相官邸に呼ばれ、GHQとの交渉の「内話を聞かされた」なかでの、幣原が昭和天皇のやりとりを備忘録的に記していたメモを高見勝利・上智大名誉教授(憲法)が見つけたと言うものです。

 昭和21年2月13日、GHQ側から渡された憲法草案では、天皇の地位が「象徴」となるなど、政府内では受け入れをめぐり賛否が割れたが、22日午前の閣議で事実上の受け入れを決定。同日午後、首相だった幣原氏が天皇を訪ね、経緯を報告した。宮沢俊義のメモは、この時の様子をこう記す。

 「陛下に拝謁して、憲法草案(先方から示されたもの)を御目にかけた。すると陛下は『これでいいじゃないか』と仰せられた。自分はこの御一言で、安心して、これで行くことに腹をきめた」

 また、幣原喜重郎は前日の2月21日、マッカーサーと面会。そこでのマッカーサーの発言について「元帥曰く。『天皇の問題については、自分は諒承しているが、南と北とから、反対がある。天皇を象徴とする憲法を承認するということは、日本の為に望ましいと思う』。〔南とは濠州、ニュージイランド、北とはソ聯だろう〕」。

 草案に沿って憲法改正案作りをすることを決定した日本政府は、3月4日から5日にかけてGHQ側との徹夜の協議で案を確定。6日、「憲法改正草案要綱」として発表した。

 憲法に関する昭和天皇のご発言に関しては、GHQの資料に、天皇自身が徹底的な改革を望み、草案を「全面的に支持する」と述べたとの記載があるが、「発言が積極的過ぎる」などと疑問視する声が従来からあったとのことですが、高見氏は、
「メモからは、日本や天皇制を取り巻く厳しい国際情勢を考え、草案の受け入れしかないという現実的判断をしたことがうかがえる。GHQの資料よりも実態に近いのではないか」
と話しているとのことです。
 
170503朝日トップ記事

   http://digital.asahi.com/articles/DA3S12921055.html?rm=150
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 朝日は憲法GHQ草案に対して、昭和天皇が「いいじゃないか」と賛同したので、幣原首相は受け入れの腹を決めた、大御心で決めたことだと、大見出しを付けました。朝日は何を言いたいのか。

 折から安倍晋三首相(自民党総裁)は、施行70年を迎えた憲法記念日(3日)の集会に寄せたビデオメッセージで、「東京五輪の2020年に新憲法施行」という具体的時期を示し、9条への自衛隊追記と、教育の無償化を焦点に改正論議を深めていくことを打ち出しました。朝日はそれを察知して危機感を持ち、現憲法は昭和天皇が「いいじゃないか」と言っている、現憲法は大御心である、軽々しく弄るべきではないと牽制したのでしょう。日頃皇室には不敬の朝日が、ここぞとばかりに天皇の政治利用を図ったのです。

 この記事を読んだ読者は、天皇陛下も賛成しておられた現憲法を改正するなど、陛下の意思に背くとんでもないことだと思ってしまうでしょう。安倍首相の改憲への発言は陛下の意思に反するものだと、日頃は皇室を軽視している朝日が、都合のよいことがあれば、陛下を利用するのも噴飯物です。

 1面トップ記事とは、朝日新聞社としての社論であり、覚悟の記事です。覚悟とは安倍発言を亡きものにし改憲の動きを阻止しようとするとする覚悟です。「安部の葬儀ウチで出す」なる覚悟です。その覚悟のほどは、このトップ記事の並びに、「この歴史への自負を失うまい」と題した社説を併記したことにも現れています。改憲阻止には国民大衆すなわち世論を動かさなければならない、天皇陛下を利用することが出来れば、それは最も有効な反改憲の材料になると考えたのでしょう。そして正になりふり構わず、憲法記念日の1面トップにぶつけてきたのでしょう。

 問題点は3点あります。
1点は自己の政治的主張に対する天皇の政治利用です。これは絶対に許されないのは、朝日自身が自民党などを批判する口実によく利用していることから朝日自身が自覚していることです。朝日は自分達が政治利用する分はかまうものかと、世論を嘗めているのでしょう。

2点目は、天皇陛下のご発言が歴史の真実かどうかです。憲法学者の宮沢俊義のメモにあったとのことですが、メモそのものが幣原首相からの伝聞であるし、幣原自身が、陛下の一部の発言や側近から聞いた発言の一部を個人の願望をもとに切り出してメモしたのかもしれません。
以前平成18年7月、昭和天皇が靖国神社親拝取りやめたのは、A級戦犯を合祀したからとの陛下のご発言があったとする日本経済新聞種が報じた「富田メモ」事件がありましたが、富田メモには各界から真偽の疑念が噴出し、メモを全て公開した上で改めて歴史的検証に賦すという作業を日本経済新聞社は忌避していることから見れば、陛下のご発言の真偽はかなり怪しいとされたままになっています。いずれにせよ一次資料ではない「伝聞」の類いのものに過ぎずないわけであり、伝聞を「腹を決めるための要件」として、それを1面トップに掲げると言うことは、国民を煽動洗脳しようと意図した「捏造記事」「煽動記事」の類いになります。すなわち朝日新聞は、性懲りもなく、国政上の重要問題に対して、社論として積極的に捏造記事・煽動記事を書いたのです。

3点目は、朝日新聞の驕り振りです。明治・大正・昭和と続く立憲君主制の下で、天皇は政治的発言には細心の注意が払われてきた事実はよく知られていたことです。歴史に見る天皇の政治的なご発言があったとしても、それはは、2.26事件では政府機能の麻痺すなわち憲法体系の麻痺の中で国家体制の維持のために行われたものであり、8.15の終戦のご聖断は、内閣の諮問に対するお応えとしてのものでした。それ以外では災害視察時や園遊会などでの国民に対するお言葉はありますが、それは国民を激励するお言葉です。公的行事における天皇の挨拶は、あくまで儀礼的なものです。要は発言には細心の注意が払われていたのです。
 憲政史家の倉山満氏によれば、立憲君主国の君主は公開されない場たとえば、密室での内奏の場などでは自由に意見を述べる権利があるとしています。密室で君主から政治家に表明された意見については、政治家は従ってもよし、従わなくてもよしで、決定権と責任は全て政治家にあります。内奏で君主が言ったことを根拠に自分の政策の正当性を主張すれば、それは君主の政治利用になります。富田長官が昭和天皇から聞いたとした話を外部に漏らすのは政治利用に繋がるもので、あってはならないことです。

 そのように細心の注意が払われてきた事実と、検閲などGHQの言論統制が進んでいた当時の国内情勢や、食糧難で餓死者も出、共産党による大規模な皇居前デモが行われていた当時の情勢の中で、昭和天皇が憲法という国家の基本問題に関して軽々しくご自分の考えを述べられるはずもないという、客観的常識的な状況判断も無視して、為にする自説を主張する朝日新聞の驕り振りです。

 朝日新聞は従軍慰安婦強制連行の記事では、社長が捏造を認めました。しかし国際的に日本の名誉を貶めたことに対しては、国民に対して謝罪はしていません。海外版では誤報であったとの社長の発言は報道していません。従って、海外では慰安婦強制連行、「性奴隷」がまかり通り、駐在の日本人子弟がいじめに遭うと言う具体的被害は放置されたままです。朝日は国内的には社長が追い込まれて仕方なく誤報を認めましたが、何の反省もしていないのが実態です。反省もないから同じことが確信的に繰り返されます。それが今回の天皇の政治利用という形での捏造記事でしょう。

 日本をミスリードする奢った朝日新聞の存在をこれ以上許してはなりません。「読まない、買わない、読ませない」朝日新聞の不買運動を続けましょう。 
以上

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| コメント:(2) | トラックバック:(0) | 2017/05/14 22:32
コメント:
座布団5枚
「アカが書き、893が売って、馬鹿が読む」

朝日新聞を購読している知人(痴人かもね)にさりげなく良質の川柳を教えたところ、「じゃー俺って馬鹿という事か?」、「う~ん、どーなんだろう、どう思う?」。

幣原首相発言の欺瞞性
共産党は、憲法9条は日本国幣原首相から提案されたものであるとの周知を懸命にしているようです。
喜界島での平成28年奄美諸島市町村議会議員大会で加瀬英明氏が講演しました。
講演後の質疑応答でいの一番に質問に立った人が与論島議員で唯一の共産党議員でした。
幣原首相発言をもとに加瀬英明氏への反論をします。
加瀬氏は「素晴らしい質問です」と応じ、当時の歴史状況と関わった人達の名前をあげ、その時の経緯の説明をし最後に、「幣原発言は全くの嘘です」。
講演が終わった時にも増して会場の拍手は大きく共産党の女性議員は撃沈されました。ご愁傷様の一言です。
当事、共産党は現在の憲法(9条)に反対していたのです。

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