私たちの平和宣言

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今年も広島にて講演会が開催されました。
世界激変、問われる日本の覚悟!
~国際秩序の崩壊、露わになった「平和の危機」への提言~
果てなく軍事膨張する中国、北による核ミサイルの脅迫、米国の変貌、頻発する世界テロの恐怖、拡散する核兵器・・・、いま世界は再び「力が支配する」舞台へ! 
憲法は戦争を放棄しても、脅威は日本を襲う。迫り来る危機に「平和憲法」は無力、現実の世界において国民の平和と安全を守る手段を考える。
講師 百田尚樹 氏(放送作家)
  
提言
中国核実験の被害実態
 ~もうひとつの被爆国・東トルキスタンの悲劇~
アフメットジャン・オスマン 氏
(東トルキスタン亡命政府大統領)
平成29年8月6日〔日〕
17:00~19:20(開場16:00)
リーガロイヤルホテル広島4F ロイヤルホール
 広島市中区基町6-78
前売2,000円 当日2,500円
学生1,000円

反核だけでは平和を築けない現実がそこにある!
「平和主義」は平和を破壊した。

 米国の軍事力顕示で、北朝鮮は6度目の核実験やICBM実験をためらっています。(2017年5月初旬段階)
中国までが北を制止しているようです。オバマ氏の「戦略的忍耐」や国連安保理決議や過去の六か国協議では見られなかった動きです。過去の「外交的手段」では核兵器の開発は野放しでしたが、今やっと明らかになりました。
"平和主義"が核開発を促進していたことが。力も併用してようやく一旦停止しています。現実政治から目を閉ざして「非軍事、反核、平和、対話、国際社会・・」と主張し続けていた人々には、過ちを深く反省してもらいたい。
しかし、今の米空母展開での力の顕示は長続きしません。その時、北は核開発を再開して今度こそ、地球全体を射程にする核・化学兵器攻撃力を手にするでしょう。これこそ悪夢であり、当面の最大危険です。目前の危機への対応のために、私たちは日本独特の「平和の錯誤」を再検討しました。

▼オバマ大統領という災厄
オバマ氏の提唱した「核無き世界」はすぐには実現しない、とは氏も明言しました。
では、任期中に何が出来たか。核兵器削減はロシアの反発で頓挫し、中国の核兵器数は増加し、「戦略的忍耐」という名の"放任"で、北は核兵器の高度化を達成しました。他方、北の核が阻止できない場合(今となってはその可能性が高いが)、米国を攻撃できない段階での核武装を容認して"共存"するという政策選択肢があり、オバマ氏は承認していました。軍事筋では「プランB」と呼びます。これは「核無き世界」とつながりますか?オバマ氏には外交的成果は無く、ふがいなかったとする米国紙と、そしてノーベル平和賞選考委員長の「オバマ氏に失望した」という評価こそが現実政治の観点であって、私たちも同意します。

▼平和首長会議の見当違い
非核保有国が集まって国連で「核兵器禁止条約」を作ろうとしていますが、核保有国は歯牙にもかけません。中国が南シナ海で「国連海洋法条約」を反故にしたのは、ほんの昨年のことでした。中国やロシアは韓国の自衛のためのTHAADにも、強烈な圧力をかけています。そのような国々や北から直接に恫喝されている我が国にとって、肝心の相手には紙切れでしかない条約に依存するのは自滅的です。平和首長会議がオバマ氏を招聘して条約推進を期待しても、氏の矛盾を見れば、役立たずの虚構に過ぎないのではありませんか?

▼プランBの悪夢
前述の「プランB」の世界では、NPT体制は崩壊して日本は、中国・北朝鮮・ロシアという核保有国の恫喝の面前に遺棄されることになります。韓国も危うい。オバマ氏の根拠なき言葉を信じ、自らの安全保障を敵視した「平和主義」が平和を破壊します。冷戦時代の「衛星国」の悲惨さを想えば、「平和主義」の重石に結えられて日本が沈没するのを拒否します。実効的平和と安全のために、私たちは日本が管轄する確実な対核抑止力の保持を求めます。

▼「双方が自制せよ」というまやかし
一つ覚えのように、「外交的解決」と「双方の自制」が非当事者から言われています。ローマ法王、中国、ロシア。そして日本の一部報道。国連や米国、近隣諸国が過剰に自制していたから、北朝鮮の核兵器技術が進んだのであって、今また「双方」などと言うのは、根源を弁えない無責任な言動でしかありません。北があらゆる策を弄して欺き続けたから、北の自制を求めて圧力を高めただけです。近視眼的物言いこそが平和を危機に晒します。日本の某野党党首もまた「外交的に北の手を縛り、核放棄に導け」と公言しましたが、今年の講演者は「ならばお前がやってみろ、誰も出来なかったではないか。黙れ!」と反論しました。「キレイゴト」で誤魔化してきたので、今の危機を招いたのだから全く正しい反論です。

私は名古屋に於けるもう一つの戦争展を行っていたので後日動画で見たいと思いますが、その際に採択された平和宣言です。
平成29年 『私たちの平和宣言』
 あの夏の朝、瞬きのうちに、巨大な灼熱と暴風の塊が私達の故郷を飲み込みました。その時を、5千メートルの上空で一機の日本の戦闘機が体験していました。「広島の街並みを見た直後、突然の衝撃で機体は飛ばされた。必死に機体を立て直して地上を見たら・・街が無い!瓦礫しかない!」・・・と。幾万の同胞たちが街もろとも抹殺されていました。そして3日後の長崎もまた無残な姿になりました。
 あれから72年。私達から2つの大切な事実が忘れ去られようとしています。その一つは、原爆に先立ち10万人が犠牲になった東京大空襲の目標が、軍事施設ではなく「東京市街地」だと明記されていたことです。原爆も、全国各都市の空襲も、明記された通りに、普通の市街地が標的になり、“幾十万もの無辜の人々が折り重なる殺戮”の現場になりました。もう一つは、決して、かの国の前大統領が述べたような、「雲一つない明るい朝、空から死が落ちてきた」のではなく、原爆という「死を落とした人の手」があったことです。逃げ惑う子供達にまで、低空から機銃掃射をした多数の敵戦闘機もまた、「死を落とした汚れた手」だったのです。「戦争は軍人と軍人の戦いだから原爆は戦争ではなく、非戦闘員を殺す虐殺」でしかありません。戦争中であっても、人々には日々の営みの場があり、そこは攻撃してはならないとする国と国との約束がありました。しかし、躊躇うことなく虐殺は実行されました。焦熱は人間を焼き尽くし、閃光は影だけを石に焼き付け、爆風は建物を壊してもろともに人を砕き、ガラスは無数の弾丸となって肉体に刺さり、死なずとも肌は焼け、あるいは溶け落ち、破片は肉に食い込みました。人間の想像したどんな地獄絵よりも残虐無比な惨状には、表現する言葉すらありません。私達はここに改めて、皆様の無念の最期を想い、魂の安らかならんことを祈ります。
 街は消え、遠くまで見渡せる音のない灰色の世界で、辛くも生き延びた人々は彷徨いました。死んだ子を背負う母や眼球が飛び出た人、黒焦げの負傷者を乗せたリアカー。爆心地から逃れ、黒く変色した人々の列は続きました。人々は無言で、前だけを向いて歩きました。しかし、その姿がいかに悲惨であっても、その歩みは、残された自らの力だけで踏み出した、明日に向かう偉大な一歩だったのだと思えてなりません。達者な者は救護に当たり、医師や看護師は懸命の治療を施し、犠牲者を探して助け、骸を荼毘に付し、動員学徒は不眠不休で電車を復旧させ、水道局の人々は破壊された浄水場のポンプを修理して被災者に水を届けました。長崎では必死の作業で鉄道線路が復旧され、一番列車が救助に向かいました。これらは皆、生き残った人々が死体と一緒に過ごした数日間の、色も音もない世界に蘇った復興の号砲でした。原爆は街と人の体を壊したけれど、心までは壊せませんでした。人々は再び生活を始め、手に入る物を商い、家を建て、驚異的な速さで廃墟は街に変わって行きました。私達の幼い記憶には、破壊された建物の鉄骨を修復する人々、道路を再建する人々、相協力して地域を整える隣近所の人々、そして子のために遊具を作る隣のおじさんやおばさんが居ました。それが私達の親や祖父母達の姿でした。現在の街が美しく整えられ、有機的に結合し、不足のない品物の数々を見るにつけ、あの時の皆様の懸命の努力に対して深い感動に満ちた感謝の気持ちが沸き上がります。本当にありがとうございました。そして私達は、皆様の偉大な成果を守り、発展させるべく今という時間を生きています。我が子を、我が故郷を、そして我が国を再び蹂躙させないことは、私達の大きな責務です。
今年、北朝鮮はミサイルと核兵器の威力を急速に向上させ、日本も無差別核攻撃の対象だと恫喝しました。中国は「核兵器は中華民族の尊厳」だと主張しています。さらに仲裁裁判所の裁定は紙くずだと罵って南シナ海の人工島を着々と要塞に変貌させ、周辺国や我が国を軍事的に威圧しています。
「核廃絶」をうたいあげれば危機は解消するでしょうか。オバマ前大統領は「あらゆる選択肢を排除しない」と警告しつつも、彼の「戦略的忍耐」は、北朝鮮の核開発を放任しました。「粘り強く対話し不正を糺す」政策は失敗しました。トランプ大統領はオバマ前大統領と同じく「全ての選択肢はテーブルにある」と言いつつ、日本海に艦隊を派遣しました。そして、艦隊のある間、北の暴発は一時的にせよ縮小しました。今年の7月、国連総会で「核兵器禁止条約」が採択されました。しかしながら、核保有国のどの一つとして条約に同意せず、同意した122ヶ国中の102ヶ国は北朝鮮と国交がある国々です。それらの国々が、これまで北朝鮮の核廃絶を実行させる力を発揮したことはなく、条約は加盟国だけを縛ります。条約を後押しした平和首長会議、そこに参加する核保有国の都市もまた、自国の核兵器を制限させたことはありません。この現実から、私達は条約に実効性はなく、歓迎もせず、日本の不参加は当然だと考えます。なぜなら、我が国は国民の平和と安全を守るため、核保有国との連携を含むあらゆる手立てを尽くして核兵器による惨禍を防ぐ立場を取る責務があるからです。「核廃絶」、私達はその美しき願望を否定はしません。しかし、我が国の現在は近隣諸国の核兵器抗争の只中にあり、「核兵器禁止条約」では目の前の危機を排除できません。かつて、いわゆる「被爆者代表」が日本国憲法の独特の解釈を根拠に首相に対して我が国の防衛政策の撤廃を要求しましたが、それが金正恩氏の行動を抑制したでしょうか? オバマ前大統領主導の「イランとの核合意」は、一定期間の核開発凍結など甘い合意だったので、専門家の予測通り、サウジが反発して湾岸諸国はイランとカタールとの断交に踏み切りました。性急な綺麗事外交が罠に嵌る実例です。日本の危機が現実になった今、核兵器にこだわるあまり、私達は反核平和主義を掲げて現実逃避の外野の観戦者となってはならず、国際法の認める抑止力の保持までも否定すべきではありません。安全無くして平和はない、厳しい国際政治の現実の中で、広島も、日本各地も、理不尽な攻撃を抑止する手段を備え、住民の安全を守る行政こそが最優先されるべきなのです。私達は、「反核平和」の矛盾を見据え、実効的な平和実現の道を求め、渾身の力で復興された偉大な先人の遺産を守る決意です。未来を託す子孫のために、そして「過ちを繰り返えさせないために」。

             「平和と安全を求める被爆者たちの会」


平和を保つためには時には牙を向けなければなりません。その覚悟を再び日本人は取り戻さなければならないと思います。
どのようにすれば検討できるか考えていきましょう。
(ブラッキー)

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国防 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2017/08/11 06:00
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