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戦略・情報研究会 第100回記念講演

           ~ 日本人にとって戦略/情報とは何か
                       -戦前―戦後の継承と断絶 ~
中西先生


まず、日本人の気質には戦略や情報というものは合いません。もし、情報や戦略を専門にやるのであれば、日本人としての感性をなくし日本人をやめる必要があるかもしれません。
 そもそも戦略や情報は物質的であり、大陸などの陸続きの国家関係の場合は当たり前の話で、周りが海に囲まれた日本と比較するとあまりにも異質すぎます。
 国際政治という言葉もアメリカと日本くらいしか使用されておらず、他の国では地続きなので普通の政治との区別がありません。
 ジョージ・ワシントンの決別の演説にある“ある特定の国々に対して永続的で根深い反感をもったり、他の特定の国々に対して深い愛着をもったりせず、かわりに、すべての国に対して正当で友好的な感情を育むことが何よりも重要である”の精神を忘れ、第一次世界大戦後に理想を忘れ、金融がアメリカを支配して行ったことにより、理想による政治ではなく利益のための政治が始まった。
 日本も大東亜戦争に負けて、アングロサクソンと同じような精神となってしまっている。
行ってしまえば、親と子の関係も戦略的な関係とも言えてしまいます。
 戦略とは利己的に考えていかなくてはならないものなのです。

さて、世界の中で日本と同じような国は他にありません。精神構造では支那人よりもアメリカ人に近く、アジアはすべて同じだの、EUと同じものをアジアに作ろうと言うワイセツ(希望論)な主張であり、まったく事実とは無関係である。

インテリジェンスにかかわる人は徹底的に日本的でないとなりません。
大東亜戦争時には中野学校が作られ日本人のスパイ養成学校が出来ていましたが、2~3年創立が遅かったみたいです。
でも、明石元次郎さんのように日本人として日本を支えたいと思う戦略家は少数居れば良く、中野学校の卒業生も総勢5000名くらいしか居なかったそうです。
その人たちはすべからず日本のために日本人をやめたそうです。

さて、今の日本には情報をまとめる機関がなく情報の共有が出来ていません。
これは霞ヶ関の縦割り社会と密接な関係があります。
この縦割り構造をやめるためにはたった一つのことをすれば良く、新人を取るときには各省で採用せず、一括で採用を行い研修を経て配属させることが出来れば子の縦割り構造はいずれ無くなります。これだけ出来ればよいのです。

以前留学していました剣橋での話ですが、優秀な人材を手に入れるためにスパイ養成学校のリクルーターが学校に来て当たり前のようにスカウトに来ていたそうです。又、学生もそのような状況を当たり前なこととして捉えて居ました。
又、イギリス議会では閣僚がスパイの状況を把握しており、それだけ重要視していました。
政治家は表の交渉を行い、スパイは裏ルートで交渉を行う、東西の冷戦かでは当たり前のように行われていました。

日本でも大日本帝国のスパイが昭和60年ごろまで中共や満州で活動しており、交渉に必要な情報を送り続けていたそうです。
いまや中国の軍事費は日本の3倍にもなっています。
そんな中、日本の心が守りの本丸となりうると思います。
しかし、足元が固まっていなくては国家の安全を保つことは出来ません。
やはり根本である憲法を立て直さなければならないと思います。
今の憲法は日本の心を腐らせています。即時変えていかなくてはなりません。
日本人の手で日本列島を護らなくてはなりません。そのために憲法の改正を行い、抑止力を増していかなくてはなりません。幸い、攻撃が出来るようになるだけで莫大な抑止力を得ることが出来ます。
 
最初に考えなくてはならないことを最後まで回してしまったツケが回って来ているようです。

以上、なかなか考えさせられる講演でした。
今回の講演の内容は致知出版から発売されている「国民の覚悟」に書かれていたもののようです。
(ブラッキー)

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講演会 | コメント:(0) | トラックバック:(1) | 2012/05/24 05:42
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