私達は日本への絶対的な信頼がある

産経新聞は、シリーズもので「目覚めよ日本力」を続けています。4月19日付けでは、カンボジアへの日本が支援する母子保健に関して、カンボジアが感謝している記事がありました。保健省のエン・ホット次官は、力強く「私たちは日本への絶対的な信頼がある」と語ったそうです。黄文雄さんは、シナ文明を一言で表せば「偽」、そして対比として、日本は「信の国」と言いました。今も「信の国」は健在のようです。

日本には昔から「三方よし」の考え方がありました。「売り手よし」、「買い手よし」、「世間よし」の三つの「よし」です。売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるという近江商人の心得を言ったものです。商売という損得のぎらぎらした世界でも、相手の立場や公のことを考えることが出来るのが日本人でした。

1980から90年代、東南アジアが経済的に発展しました。それは、日本が空を飛ぶ「雁」の役割を果たした「雁行型発展」と言われました。資本と技術を提供したわけですが、日本の企業は技術指導や工場運営のノウハウを、さらには仕事に打ち込む日本人の姿を通じて勤労の精神を伝えました。それを受け継いだ国々が、もちろんこれだけでではないでしょうが、自立的な発展を始めています。

今TPPが政治課題になっていますが、TPPでは、企業は進出した国で利益が上げられない時は、場合によりその国の政府を訴えることが出来ると言う条項があります。相手国の国民の利益よりも進出企業の利益を上に置くもののようです。「信の国」日本には、本質的なところで合わないのではないでしょうか。

母子保健に関するカンボチャへの支援では、「日本は妊娠・出産に必要な知識や技術を伝え、病院管理の方法や助産師の教育・研修システムを現地の人々とともに考えてきた。」とのことです。釣り竿をあげるのではなく釣り方を教える、釣り人を育てる、ここに日本式の支援の真髄があるようです。

外国の政府高官から「絶対的な信頼がある」と言われるとは、関係者の努力の賜物でしょうが、一方私達にはこのような民族性があることを誇りに思い、大事にしていきたいものです。

記事を紹介させて頂きます。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130419/bdy13041908000000-n1.htm

●人材や施設整備「日本に絶対的信頼」
日本の医療に世界の視線が注がれている。さまざまな健康上の課題を解決していく国際保健から、未知の領域を切り開く最先端技術まで、日本の医療の存在感は高まる一方だ。

カンボジアの首都プノンペン。街の中央を流れるトンレサップ川にほど近い国立母子保健センターの病室では、出産を終えた女性が、わが子とともに思い思いに体を休めていた。

初産だったという女性(25)は予定日を過ぎても陣痛の気配がなく、帝王切開が必要とされ、ここでの出産を選んだという。「安心して産むことができると聞いたから」。いとおしそうに生まれたばかりの息子を抱きしめる。

130420日本への絶対的な信頼

1997年に日本の無償援助により建設された同センターを、地元の人々は親しみを込め「ジャパン・ホスピタル」と呼ぶ。同国の母子保健の“総本山”としての機能を持つ一方、年間6千~7千件の分娩(ぶんべん)を行うこの施設で、日本が果たしてきた、そして今後期待される役割は大きい。

●「川を渡る」出産
「川を渡る」。カンボジアでは出産をこう表現する。深みや急流でいつ命を失ってもおかしくない渡河を重ね合わせたものだ。

日本が同国へ母子保健の支援を始めたのは、長く続いた内戦終了翌年の92年。当時は内戦で多くの医療従事者が命を落とし、医療施設は荒廃、妊婦は自宅出産を余儀なくされた。何より求められたのは妊婦が出産する施設の整備、そして助産師ら人材の育成だった。

「日本は妊娠・出産に必要な知識や技術を伝え、病院管理の方法や助産師の教育・研修システムを現地の人々とともに考えてきた」。母子保健改善プロジェクトのチーフアドバイザーで国立国際医療研究センター(NCGM)から派遣されている小児科医のE子さんは説明する。

1990年に10万人当たり900人だった妊産婦死亡率は2010年には同206人へ減少。国連が15年までに達成することを目標として設定した同国のミレニアム開発目標「250人」を早々にクリアした。

現在、日本は地方でも同センター同様の助産師育成ができるよう協力している。

●若い人材が貢献
同センター会議室。中では10人ほどの助産師が実際の症例の検討を行っていた。なかなか生まれないまま大きくなった胎児に不安を抱える妊婦。どう対応すべきだったか-。「特に若い方々が積極的に関わっている」。NCGMから派遣された助産師、F子さんは議論を聞きながらこう評価する。

「日本の妊産婦死亡率(2010年時点で10万人当たり4・1人)に比べれば、出産が『川を渡る』状況であることは今も変わらない」と同センターのT院長。「日本の支援で、道路、施設の整備や人材育成が行われてきた。ここまで来たのは日本の力が大きい」と話す。

各国との援助調整を統括する保健省のエン・ホット次官は力強くこう語った。「私たちは日本への絶対的な信頼がある」。

以上
(うまし太郎)

人気ブログランキングへ
スポンサーサイト
未分類 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2013/04/20 10:40
コメント:

管理者のみに表示