主権回復記念日国民集会の報告

昭和27年、サンフランシスコ講和条約が発効し主権を回復した4月28日を祝日にしようという運動が始まって、今年は17年目になるそうです。毎年国民集会が開かれてきましたが今年は大きな進展がありました。政府主催の記念式典が両陛下ご臨席の下で、4月28日午前、憲政会館で開かれたのでした。

国民集会の方は、小堀桂一郎、井尻千男、入江隆則の各氏による民間の実行委員会と自民党の主権回復記念日制定議員連盟が共同主催者になり、午後日比谷公会堂で開催されました。約3時間、20人の方が登壇し、壇上と会場は熱気に溢れました。要旨を紹介させて頂きます。

主権回復記念日国民集会 (640x394)

1.主催者挨拶:小堀桂一郎氏
・両陛下ご臨席の下で政府主催の式典が挙行された。画期的なことだ。
・本年のスローガンは二つ。
  ①今こそ自主憲法制定を!
②拉致被害者の早期奪還を!

2.自民党主権回復記念日制定議員連盟 野田毅氏
・学校教育では近現代史を教えていない。世界の政治の枠組みをきちんと教える必要がある。
・法治国家の原点は憲法だ。アメリカにオバマ大統領が誕生したように、戦後世界の構造が大きく数回転して変化している。しかし憲法はそのままだ。
・堂々たる国家にしていくために、左右を超えて改憲論議をしていこう。

3.自民党 高市早苗氏
・「美しく、強く、成長する日本」を訴えて安倍内閣が発足した。政府主催の式典を行うことが出来た。
・主権を持っている意義は、主権を失っている屈辱を理解してよく分かる。
・主権回復とは、拉致被害者の帰還、自主憲法制定ではじめて達成する。自民党は憲法草案をつくった。自主憲法制定まで死んでも頑張る。

4.日本維新の会 平沼赳夫氏
・政府主催の式典に参加した。安倍首相は、昭和21年の昭和天皇の御製を紹介した。
  「降り積もる 深雪に耐えて 色変えぬ 松ぞををしき 人もかくあれ」。
 沖縄には毎年行っている。一部式典への反対運動があるが、沖縄の人は「松ぞををしき」の精神で頑張ってこられた。主権回復、沖縄・奄美・小笠原の返還の歴史的な過程を分かって欲しい。
・昭和55年議員当選の当初から、自主憲法制定を主張してきた。当時護憲派とケンカばかりしてきた。33年経ち今国民の6割が改憲に賛成するようになった。
・昨日、拉致議連の会長として、拉致問題の国民集会を開いた。拉致問題を解決しなければ、国家とは言えない。
・憲法改正、拉致問題解決、祝日化にしっかり取り組んでいく。

5.自民党 城内実氏
・欧米的価値観の前に、5箇条のご誓文、17条憲法、古事記、日本書紀、皇室を中心とする国柄、国体に思いをいたすことが大事ではないか。
・正しい歴史教育、公徳心を身につけることなど、今からしっかりやろう。
・悠久の歴史から正しい日本人とは何かを考えることも、真の独立を回復するためには必要だ。

6.特定失踪者問題調査会代表、荒木和博氏
・ダッカのハイジャック事件で、当時の福田首相は超法規的処置で犯人を逃がした。拉致被害者に対しても、超法規的処置で奪還できるはずだ。
・拉致問題の経緯の大半の期間は自民党政権時代、自民党に内部的問題がある。
・これからも戦っていく。

7.自民党 山谷えり子氏
・GHQは様々な規制の通達を出した。国旗はダメ、神社へのお参りはダメ、歴史・地理・修身は教えてはならぬ、武道・書道など「道」のつく者はダメ・・・。主権回復後もその残渣が残っている。教科書改善はまだまだだ。
・「日本を取り戻す」、神武天皇は詔で、一人一人は大御宝、徳のある国、家族のような国の3つの理念を表した。それは今も生き続けている。
・昭和27年、主権回復の日の昭和天皇の御製、
  「国の春と 今こそはなれ霜こほる 冬にたへこし 民のちからに」
 拉致被害者救出が出来なければ本当の春は来ない。
・安倍首相はオバマ大統領に「強い日本が強いアメリカをつくる」、「強い日本が世界の平和を守る」と言った。強い日本を目指し、主権国家として足りない部分を正していこう。

8.新しい教科書を作る会 杉原誠四郎氏
・公民教科書で、自主憲法、拉致問題にページを割いた。しかし採択は800部でしかない。
・昭和16年12月8日、駐米大使館の不作為が日本の名誉を損傷した。当事者はその後出世した。
・自虐史観の発信源は外務省だ。外務省の自虐体質を正せ。

9.自民党 西田昌司氏 
・6年前初当選した。憲法改正は禁句であった。思想的占領状態が続いていた。それが今国難に直面し、憲法の議論が出来るようになった。
・戦後、歴史教育が押しつけられ、今だ押し頂いている。子供達は勉強すればするほど、自虐史観になる。戦後の仕組みの成果だ。
・日本の敵とは日本人自身だ。戦後のタブーをつくってきた。戦後レジームからの脱却、精神的占領体制からの脱却こそ大事だ。

10.自民党 宇土隆史氏
・独立国家に主権があるとはどういうことか。伝統的価値観に基づいた国家のあり方、地域コミュニティ、道義に基づく政治、これらを守り抜くことは国民の義務だ。
・その破壊者が現れた時に備えて守る準備をしているか。人員、装備、予算、法整備など。しかし最も大事なのは、国民の守り抜く覚悟だ。
・昨年、十二支でいう生まれ変わる節目の主権回復からの60年目、自民党は憲法草案をつくった。改憲の覚悟を持った安倍政権が誕生した。本日政府式典が開催された。日露戦争に於ける明治天皇の御製を思い出したい。
「しきしまの 大和心のをゝしさは ことある時ぞ あらはれにける」

11.自民党 赤池誠章氏
・戦前の尋常小学修身書では、6年生の時、国民の務め3箇条を教えた。
  ①自分の国は自分で守ろう
  ②皆が働いて税金を納めよう
  ③選挙に行こう
戦後の日本は、全く逆に動いている。国を守るとはとんでもない、節税することが善、選挙に行くことはないがしろだ。
・3つの教えをしっかり胸にしめ国を守って行こう。

12.救う会会長 西岡力氏
・昨日拉致被害者救出国民集会を開いた。寺越事件から50年、横田めぐみさん拉致から36年、救う会設立から16年、署名1000万筆に達したが、まだ5人しか取り戻せていない。
・政府は拉致を知っていた。しかし何もしなかった。外務省の役人は無視しようとした。
・国家は国民を守らなければならない。全員取り戻さなければ、主権国家にはならない。主権回復の日をメモリアルだけにしてはダメだ。戦うことが必要だ。

13.自民党 小池百合子氏
・この3年3ヶ月、国家観を持たない政権が如何に国を毀損するかを実感してきた。
・世界の国々では、国旗に溢れている。日本では国内で国旗が掲げられていない。異常だ。主権とは、領土・領海・領空を守る、国民を守ることを学校で教えてこなかったからだ。旗日には国旗を掲揚よう、そして心の中に主権意識を拡大していこう。
・自主憲法を制定した日が新しい旗日、5月3日とは限らない。その日こそ、真の主権回復の日だ。

14.日本維新の会 西村眞悟氏  
・わが国は全千島と南樺太の主権を、国際法からみて放棄していない。その返還をロシアに堂々と主張せよ。
・奪われた主権とは何か。軍隊だ。また、帝国憲法、皇室典範、民族の記憶としての祝日だ。軍隊そして奪われたものの回復なしに、主権回復はない。
・奪われたものを回復しようとするのなら、自民党は公明党と手を組んではいられない。奪われたものを断固として回復する、維新の会はそのために生まれた。
・文明の名において、敗戦国に憲法を押しつけることは出来ない。日本国憲法は有効か、無効か、政策論とは別に学術論が必要だ。シナが朝鮮半島を占領して憲法を強制したら、それは有効か、無効か、日本国憲法の有効性の学術論が必要だ。

15.自民党 山田賢司氏
・主権は回復したが、心の主権は回復していない。やってもいないことをやっていると言われて、黙っているのか。主権回復以前の問題だ。本当のことを言えば、中韓は言い返せないぞ。
・「領土問題で両国は争っている」こんな歴史教科書はダメだ。北方領土はどのようにして奪われたのか、竹島は・・。子供達にきちんと教えよ。
・問題は中韓ではなく日本人自身だ。日本を貶めたい人たち、日本はよい国だと言ったら困る人たちがいる。もうそろそろ反撃の狼煙をあげよう。
・誇りと自信を取り戻し、世界へ堂々と主張できる強くて豊かな日本を復活させよう。

16.ジャーナリスト 恵隆之介氏
・自分の叔母は、ひめゆり部隊に志願し戦死した。母は国家のために死んだ叔母は立派だったと常に言っていた。3点言いたい。

①日本人の矜持について
・昭和16年、マレー沖海戦で戦艦プリンス・オブ・ウェールズが撃沈された。数年前、司令長官の副官を務めていたアレン元海軍大尉をインタビューした。司令官は「イエロー・モンキーが何が出来るか」と侮った。しかし日本海軍航空隊の攻撃が始まるや、誠に見事だと絶句した。
 雌雄が決するや、日本海軍は指揮官機の指示により、一切の攻撃を中止し、波間に漂う英軍兵士の救助活動をする英艦を見守り、シンガポールに帰還する英艦を護衛した。
 アレン大尉は、「日本の武士道とは何かを実体験した」と感激して述べた。この話を「海の武士道」としてDVD化したが、この度、山形県教委が道徳教育の教材に採用してくれた。
 今日本は国家的引きこもり状態にある。東南アジア諸国は強い日本の復活を望んでいる。日本人の矜持を自覚しよう。

②沖縄の実態と政策について
・サヨクが言うような沖縄県民が米軍から不当な扱いを受けたというのはウソである。沖縄戦で散華した両国兵士の慰霊祭が行われていた。軍楽隊が真っ先に演奏するのは君が代だった。
・沖縄のサヨクは思想的に破綻している。
・沖縄県民への謝罪はまやかしだ。戦後、蒋介石、毛沢東の脅威から日本政府は単独で沖縄を守ることが出来たのか。
・沖縄を腫れ物扱いにしているのは間違いだ。国家の統治能力が疑われている。

③戦後史の総括について
・今も祖国の礎になっていることを誇りに思っている人は多い。
・想像以上に中国の工作が進んでいる。尖閣に対応して独立運動が起こる。国会議員は実態をしっかり認識せよ。

17.主催者 井尻千男氏
・政府式典に両陛下が臨席された意義は誠に大きい。昭和天皇は御製で「国に春が来た」とうたわれた。その心を今上陛下が引き継いでいらっしゃる意義をきちんと受け止めたい。
・主権回復の日とは、主権国家の重さを毎年確認する日だ。
・自主憲法の制定、拉致被害者の復帰など、戦後レジームからの脱却に向けて頑張っていこう。

18.元航空幕僚長 田母神俊雄氏
・自衛隊の武器はアメリカ製で、運用するソフトはアメリカに牛耳られている。軍隊としての行動が、アメリカの支配下にある現状だ。主権回復の第一歩は、兵器の国産化である。
・武器輸出も解禁せよ。武器輸出により、外交力は高まる。
・核の議論も出来ないのは誠におかしい。核武装した方が抑止力が働き安全である。日本には軍事的面で非常識がまかり通っている。

19.軍事評論家 元空将 佐藤守氏
・交戦権を否定した自主独立の国家などない。

20.主催者挨拶 入江隆則氏
・皆様のご協力により、共にさらに運動を前に進めていこう。

以上
(うまし太郎)

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講演会 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2013/05/01 17:23
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