『ここが変だよ!!ニッポンのサヨク・リベラルの正体』

令和3年6月20日 ウインク愛知にて上野崎先生による講演会が開催されましたので参加してきました。
題名は『ここが変だよ!!ニッポンのサヨク・リベラルの正体』です。
上野崎先生
私は日考会を結成して会長となり三年三か月活動を行っております。
本日まで緊急事態宣言、良い天気であるにも関わらずこの場に来ていただきありがとうございます。
今回、保守の勉強会なのに何で左翼の話なんや?と思われる方も多いかもしれませんが、
左翼の本当の姿を知らないことには左翼を糾弾しても意味がありません。
目標が見えていないのに石を投げていると同じことであり、何やってんだ(笑)と笑われるだけです。
保守の中にも左翼の中にも勘違いしている人がいますよね。
どこにいるか、何を考えているかを知らないことには攻撃しても意味のないことをやっているだけに過ぎないのです。
相手の事をよく知ってからでないと戦えないのです。
労働組合に関しても無党派勢力があることを覚えておいてほしいのです。
本来、それなりに話すのであれば労働組合について4時間、同和問題について4時間、在日について4時間は掛かります。
でも、そんな時間はありませんし、名古屋ですので労働組合について話していきたいと思います。
まず、質問内容があれば今からリクエストをお願いします。
質問事項
・郵政民営化について
・労働組合の意思決定について
・学生運動と組合のオルグ活動についてどのようになっているかを
以前、講演会課なんかで今の左翼はなんちゃって左翼ってと発言したのちに『なんででしょうか?』と質問された日教組の方がいらっしゃいました。成り立ちからしてなんちゃってなんで仕方がないと思います。詳しくは後で説明しますね。
例えばG7に参加している国々の中で共産党の国会議員を有している国は日本とフランスだけです。
日本共産党の支持母体は全労連(70万人)と新婦人会(20万人)です。
私はこの状況は陛下に対し大変申し訳ない状況だと思っています。
例えば左翼がよく言う、日本の保守は日本会議が操っているという馬鹿げた話があります。本を出版した人もいるくらいですよね。
しかし、実態は8万人程度の集団で合って日本全国の保守の総本山ではありません。
しかし、実態を知らない左翼はこの日本会議が日本の保守を操っていると勘違いしています。
それと同じように保守も左翼についてよく知りません。
保守は自治労と日教組が共産党のメンバーだと思っている人がいますけどそれは違うのです。
組合=左翼と思っている人がいますが、組合にも右派勢力が存在しているのです。
しかしながら右派勢力のアピールが悪いのです。
連合は700万人と言われています。しかし、平成元年に同盟(400万人)と総評(300万人)が組み合って連合になりました。
総評はともかく、同名の活動方針は憲法改正及び自衛隊の拡充です。立派な右派なのです。
先程出しましたフランスの共産党ですが、前のフランス大統領であるオランドさんは共産党ですが、立派に国家を持っています。
日本の左翼にはそれがないのです。
そもそも左翼って何なのでしょうね。
世界の左翼の発祥は国民がご飯を食べれるか否か、食べれるようにしていきたいという考えが原点です。
我が国以外ではコミンテルンが活動を行う前から共産党運動(社会民主党)が行われている、コミンテルンが出来て活動開始しても、
おかしいのでは?と考える人がたくさんいました。
その事前の思想の土台から一度は共産党になっても社会民主党に戻っていくのです。
しかし、日本にはそのようなものはなくコミンテルン思想がそのまま活動方針になってしまっているのです。
大正11年に日本共産党が発足した際にそのような土台が日本の左翼にはなかったのです。
世界では社会民主党運動を経て共産党になり、社会民主党に戻った歴史がありますが、
日本では共産党から始まり、社会党に分裂したという歴史になるのです。
依ってコミンテルン思想が原点となりそのまま残っているのです。
因みにGHQが創立を命令して出来た日教組の結成大会は橿原神宮で行われているのです。今の基準だと保守と言えるでしょう。
労働組合の歴史は城常太郎が作った職工義友会による労働運動が始まりです。
そして全国大会での檄文にはこのような発言があります。
職工諸君に寄す
『且つ又社会の進歩なる者は常に遅緩にして秩序ある者なるに、革命なる者は之に反して急速突飛を要素とすることなれば、両者の行道全然相反するのみならず、元来貧富平均のことたる人に賢愚の別ある以上は、其財産に不平均あるは誠に已やむを得ざることなれば、貧富平均論は言ふべくして行ふべきことにあらず。
左れば我輩は諸君に向つて断乎として革命の意志を拒めよ、厳然として急進の行ひを斥けよ、尺を得ずして尋ひろを求むるの愚は、是を貧富平均党に譲れよと忠告するに躊躇』
共産党思想である革命思想を否定しているのです。
さて、共産党は党として一度も暴力革命を肯定していないと嘘を言っています。
私たちがやるべきことは無党派層に対して正しい知識を訴えて行くことです。
戦前の共産党の特徴はひところで言えば資金の私的使用、横領です。
戦前から戦後にかけて左から右に転向した人が多くいます。
その中で左翼なのに右翼と左翼をつぶして組織戦をすべしといって左翼から追放された山川均がいます。
彼の発言は左翼に否定されましたが、今実際に行われている戦略はこれを基にされているといわれています。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2979709?tocOpened=1
https://kotobank.jp/・・・/%E5%B1%B1%E5%B7%9D%E3%82%A4%E3%82・・・
終戦後にタケノコのように労働組合が出来ていきました。
1年で全労働者の55%が組合員になっていたそうです。
組合の作り方がわからないのにGHQより組合を作るように言われた労働者に取り入ったのは終戦の恩赦にて開放された3000人の共産党員ともいわれております。
共産党の人間が中心となり、オルグを重ねて作られていった労働組合、55%の労働者の約9割が共産党の支配下にはいったともいわれています。
その労働者によって昭和22年2月1日にゼネラルストライキが計画され、それにより暴動や革命、政府転覆がなされる予定でした。
しかし、前日の19時15分にNHKラジオより中止の連絡が入り、ゼネストは中止、これにより共産党の衰退がはじまったのです。
この中止にはGHQが関与しており、GHQは軍隊による掃討や食糧輸入の停止などの武力阻止を計画していたそうです。
組合の代表者はGHQの圧力に負け、泣きながらに一歩後退、二歩前進と言って中止を連絡したとの事、これにより共産党が衰退し、社会党が出てくる結果になりました。
そしては同盟、産業別、などと共に総評:社会党が出来、そこから民社党が結成されることになりました。
この学生運動が活発化した原因の一つに共産党の路線変更があります。
レーニンは暴力革命を目指していました。
日本の共産党もまた、1951年に主流派の所感派により武装闘争路線を採択(51年綱領)しています。
しかし、その後の選挙にて共産党が壊滅、日本共産党第6回全国協議会(六全協)にて武装闘争路線の放棄を決議しました。
そしてレッド・パージも始まり、共産党は所感派と国際派と別れていきました。
徳田はGHQを解放軍と言ってあがめていましたが、ヨーロッパの共産党からは糾弾されており、それに対して所感を送った派閥を所感派、その糾弾に対して納得したのが国際派と言われています。
暴力革命を破棄した六全協に対して反対し分かれていったのが新左翼と呼ばれる者たちです。
この新左翼が中核派や核マル派になっていくのです。
なので日本共産党と核マル派や中核派は思想が異なるのであり、一緒にしてはいけないのです。
学生運動と労働闘争は覚悟、背負っているものが全然違います。
学生は親のお金で運動を行っていますが、組合員による闘争は頭の中には食べれない家族がいるのです。
そのことを学生は痛感した事例があります。
対案のなき60年安保、これにより学生運動が活発化しました。
三池闘争をご存じでしょうか?東の安保、西の三池と当時言われており、安保に負けた学生運動は三池に参加すべく移動したそうです。
その地に降り立った学生は組合員に様々な違いを感じたそうです。
組合の事務所に降り立った際に渡されたものは釘の付いた角材だそうです。
それを受け取った学生はどえらいところにきたと感じたそうです。
郵政に関してですが、総評は公務員が多かったです。
全郵政は右の全国初めての組織ですが、その組織比率は24万人 対 5人と圧倒的に少数でした。
しかしながらその思想から右になる人が増えていきます。それにより、資金と影響力が低下することを恐れた左は右をつぶすための活動を行っていくのです。
そのような中、全郵政発足後に鉄労が発足します。
当時、国鉄の労働組合は違法スト、スト権ストを行っており鉄道が止まっていることがありました。
そんな中、エリザベス女王が日本に来日した折には新幹線に乗りたいとの要望を話されていました。
しかし当時は国鉄がストで止まっている状況でありましたので往路は飛行機で伊丹に飛んでいただきました。
帰路は名古屋から乗っていただく予定でしたが、新大阪駅を出発する鉄労の組合員が運転する新幹線が名古屋駅到着時間は予定を過ぎてしまっていました。
当時の最高速度は209km/h、富士山のふもと以外はこのスピードを維持して東京駅には定刻で到着し、日本の意思を一人の組合員が見せたのです。
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/1658/2/
労働組合は共産党の傘下ではありません。
連合(700万人)は同盟400万人と総評から共産党を外した人たちによる300万人の集合体であり、同盟が国民民主党、総評が立件民主党に分かれます。
そして全労連(70万人)は共産党の傘下の労働組合であり、全労協(10万)は関西生コンなどの集合体であり、社会党、新社会党を支援しているのです。
石を投げつけるにしてもしっかりと敵を見定めてから投げていきましょう。
以上が講演会の大体の内容になります。
間違っていたらごめんなさい、流石に3時間にもおよぶ講演会をメモ書きだけですべて網羅するだけの能力はありませんでした。
後で動画と共に修正します。
浪花節の話がありますが、なかなかメモるのが難しいので教えてほしい方は上野崎先生の勉強会に参加してみてください。
以上、宜しくお願いします。
(文責:ブラッキーこと吉矢)


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