世界を変えた20世紀日本、そして21世紀世界への貢献

 明治大学名誉教授の入江隆則先生といえば、保守派の言論人として『正論』・『諸君!』などに寄稿しているほか、日本会議の代表委員も務めて、近年は、井尻千男、小堀桂一郎氏らと共に4月28日の主権回復記念日を祝日にとの活動を進めておられます。
 また、日本の周辺国(中国・ロシア・北朝鮮)が核兵器を保有している状況では、日本も核武装しなければ完全には対等になれないと主張し、中国については「あらゆる側面で虚偽と謀略に満ちた恐ろしい国である」とし、日本が中国の脅威に対抗するために核武装することは「当然すぎるほど当然なこと」と述べている方です。(Wikipediaより)

 その入江先生が5月21日の産経「」正論」で、「世界を変えた『20世紀日本』再考を」と題して、20世紀日本は3つの世界的大事業を成し遂げた、21世紀も『日本型モデル』が世界に貢献できる」と、自虐史観に囚われている現代日本人に対して、明治以降日本が世界に対して成し遂げてきた歴史的な成果を自覚しよう、さらには日本は、21世紀の世界にも貢献できる独自の文化と精神を持っている、それにより自信と誇りを持って世界に貢献していこうと、歴史を透徹する認識と提言をされております。日本人を鼓舞するものであり心より賛同する者です。是非多くの人と共有したいと思い、以下紹介させていただきます。
入江隆則氏140521

《紹介はじめ》
●3つの世界的大事業の達成
 20世紀の日本は、3つの世界的な大事業を成功させた、と私は常々考えている。
 第1は1904年から05年にかけての日露戦争の勝利であり、第2は1941年から42年にかけての大東亜戦争の緒戦勝利であり、そして3番目は戦後1960年代~70年代初めの高度成長による経済大国の建設である。

●まず、第1の日露戦争の勝利について考察してみたい。
 20世紀初頭のロシア帝国は、すでに世界有数の大国であり、それまで国際舞台で名前を耳にすることすらまれだった極東の小国、日本がとても挑戦できるような相手ではない、というのが、当時の世界の常識だった。しかし、1905年3月10日の奉天会戦で、日本陸軍がロシア陸軍を打ち破り、同年5月27日から28日にかけての日本海海戦では、日本海軍は水雷艇3隻を失ったのみで、ロシアのバルチック艦隊のほぼ全てを沈没させるか捕獲するかしてしまった。

 これは、そのちょうど100年前の1805年に、イギリス海軍が、スペイン・トラファルガー岬沖の海戦でフランスとスペインの連合艦隊に対して挙げた嚇々たる戦果をも凌ぐ、一方的な勝利となり、ポーツマスの講和会議を日本有利に導く結果となった。かくして、極東の小さな島国日本は突如として、世界の5大強国の1つにのし上がったのである。

●次に、2番目の大東亜戦争の緒戦勝利に関してである。
 日本がアメリカに、最終的に敗れて7年間にわたり占領された歴史があり、この間に行われた東京裁判という「政治ショー」を、日本人の多くが大なり小なり受け入れたこともあって、大東亜戦争の緒戦勝利の重大性がかすんでしまったまま今日に至っている。遺憾な状況というほかない。

 忘れてならないのは、日本が大東亜戦争に踏み切った1941年当時、フィリピンからマレーシア、インドネシア、インドを経てアフリカ諸国に至るまでの地域が欧米の植民地だったことである。日本はその欧米支配を、41年12月8日の開戦から翌年2月15日のシンガポール陥落までの、わずか2カ月の戦いで打破したのである。

●緒戦で欧米植民地に終止符
 その当時はロンドンに亡命していて、戦後の1958年にフランス第五共和制の初代大統領となったドゴールが、「シンガポールの陥落は白人植民地主義の長い歴史の終焉を意味する」と述べたのも、あながち誇張ではなかった。

 それは、戦争の前と後の世界地図を見比べれば一目瞭然である。アジアからアフリカまでの欧米の植民地の多くは戦後に独立国となり、同じ傾向がその後も続いた結果、今日の世界地図は植民地時代から大きく塗り替えられている。それが、日本がいわば捨て身で決行した大東亜戦争の「副産物」でもあったという点、もっと強調されてしかるべきだろう。

●さて第3の戦後日本の高度成長は、敗戦後の1945年から岸信介による1960年の日米安保条約改定までの「政治の季節」を、後継首相となった池田勇人が所得倍増政策を掲げて、「経済の季節」に転換したことが始まりだった。

 しかも、このうねりは日本国内だけにとどまらず、今や懐かしい言葉になってしまった「アジアの4匹の小竜」、すなわち、韓国、台湾、香港、シンガポールの経済離陸をも引き起こした。以来、今日まで半世紀余にわたり継続されているアジア経済の奇跡的な大発展は、この時に開始されたといっても過言ではあるまい。

●21世紀は日本モデル普及を
 シンガポールの政治学者、キショール・マブバニは、近著『「アジア半球」が世界を動かす』(邦題)の中で、世界は目下、大変貌のさなかにあり、中国とインド、イスラム世界の経済的、政治的かつ文化的開花によって、「脱西欧化という動乱の時代に足を踏み入れた」と指摘している。

 私はこの見方に異存はないのだが、そうした流れを始動して強力に推進してきたのが、これまで見てきたように、20世紀の日本だったという事実を看過している点には不満があり、それが本書の唯一の弱点だと思っている。

 このように、近代日本は多分に期せずして、アジアが植民地支配のくびきを脱するための触媒作用を果たし、さらには、雁行(がんこう)型の経済発展を率いることによって、結果的にアジア地域が貧困から抜け出す手助けをしたのである。

 では、21世紀の日本は、そうした前世紀の成果という土台の上に今後、何を築いていけばいいのだろうか。これは難問ではあるが、誤解を恐れずにあえて言い切ってしまえば、それは、広い意味での「日本モデル」を世界に普及していくことであると思う。

 今日の日本は、生活が豊かで、自由で、治安も良く、人々の助け合い精神も旺盛で、さまざまな意味で社会的な差別も少なく、文化的にも楽しい国である。日本的な文化と精神といったものを世界に広めていくことこそ、これから日本がなし得る最大の国際貢献だと言っておきたいと思う。

《紹介終わり》
(うまし太郎)
以上
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未分類 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2014/05/21 21:13
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